21. 聖書のなかにもルビーについて4カ所言及がみられる
22. ルビーの採鉱に関する最古の記録は2500年前に遡り、スリランカで「rathu kata」 と呼ばれていた
23. スリランカ産のルビーが西洋のジュエリーに登場したのは、エトルリア(紀元前600~275年)が最初
24. 紀元前10世紀にはソロモン王がシバの女王にスリランカ産のルビーを贈り、心を射止めたという伝説も残る
25. 古代ギリシャ・ローマでは軍神マルスが宿る護身の宝石とされ、戦場の兵士たちは病気・呪い・悪運などを防ぐお守りとしてルビーを身につけたという
26. 古代ビルマの戦士たちもルビーを皮膚の中に入れて、戦いに勝つためのまじないとしたと伝えられる
27. 古代インドのアーユルヴェーダにおいてはルビーの粉末を不老長寿の秘薬として用いたという記録も残る
28. 中世ヨーロッパでは、愛と情熱の象徴として婚約指輪に用いられた
29. 東洋ではルビーは「太陽の宝石」だと信じられていた
30. ルビーの主要産出国はミャンマー、スリランカ、タイ、ベトナム、カンボジア、タンザニアなど
価格高騰の傾向にあるミャンマー産のルビー
31. 最も高値で取引されるのがミャンマー産のルビー
32. ミャンマーのなかでもとくにモゴック鉱山で採取されるルビーは高品質かつ希少で最も価値が高いとされる
33. 近年は政府による鉱山の国営化や紛争の影響でミャンマー産ルビーの供給量は不安定化、価格高騰の傾向にある
34. 2000年以降、新たな産地として中国やマダガスカルで鉱山が発見されている
35. 最近ではグリーンランドの後退した氷棚から広大なルビー堆積層が発見されている
36. 2002年にはケニアのワセージス川でもルビーが発見されている
37. ルビーは約2億5000万年という歳月を経て、ようやく宝石としての形を成す
38. ルビーの原石は玄武岩、変成岩、大理石等の岩石を母岩として育まれる
39. 母岩によっては、クロムのほかにチタンやイオンなどの不純物成分が取り込まれ、黒味や紫味を増す。ルビーが産出地により色の違いが現れるのはそのため
40. ミャンマーでは、海底に沈殿した堆積岩がユーラシア大陸とインド亜大陸に挟まれて大理石(接触変成岩)が生み出された。ミャンマーのルビーはこの大理石の中で育まれ、非加熱ルビーとして扱われる原石が多く産出される
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