高くたって欲しい「冷蔵庫」の知られざる進化 国内ブランドが存在感、新製品で需要深掘り

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大手メーカーの今年の新製品。左から三菱電機、パナソニック、日立の製品。デザインは似ているが、各社とも独自性をアピールする(写真:左から三菱電機、パナソニック、日立アプライアンス)

この先、8月末から9月中旬に新製品がそろって発売される商品がある。白モノ家電の代表、冷蔵庫だ。すでに2017年も大手メーカーではシャープ以外は新製品の発表を済ませている。

主要メーカーはおおむね5社。食文化の違いなどもあり、こと冷蔵庫市場に関しては、国内ブランドが強さを発揮している(資本的にはシャープは台湾・ホンハイ精密工業、東芝ライフスタイルは中国・美的集団傘下)。

日立は冷蔵室でも「おいしく保存」

日立アプライアンスは、食材のうま味を維持し栄養価の減少を抑えながら保存できる機能をさらに拡大。昨年モデルではチルド、野菜室、冷凍室に付いていたが、新モデルでは冷蔵室にも同機能を付けた。

(出所)取材を基に東洋経済作成

「冷蔵室はいろいろなものを入れる。それらを細かく適温で冷やすのは難しい」(日立アプライアンス・冷蔵庫・調理商品企画部の南雲博文部長代理)。冷蔵室内に約2度の低温冷蔵スペースを設けたり、温かい鍋を入れても専用センサーで検知して急速冷却するなど、食品によって冷やし方を変える機能も加えた。

大型冷蔵庫で日立と首位争いを繰り広げるパナソニックは、伝統のマイナス3度のパーシャル室(食品を微凍結状態で保存する機能)を改めてアピール。冷凍せずに約1週間鮮度が長持ちする効果について、「科学的なエビデンスをそろえた」(パナソニック・アプライアンス社の太田邦仁・冷蔵庫商品課課長)。

加えて「大容量モデルが欲しいが、設置スペースが限られているという声が多かった」(同)と、前年の550リットルモデルと同じ横幅で、600リットルを実現し、省スペースをアピールする。

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