ダイキンがエアコンを「売り逃さない」秘訣

4~6月は2ケタ増、猛暑で上乗せの期待

大阪・梅田に設置された同社キャラクター「大ぴちょんくん」(撮影:ヒラオカスタジオ)

「家庭用エアコンの国内販売は、4~6月が前年比2ケタ増だった。昨年7月が猛暑で大きく伸びたので、今年の7~9月は厳しいとみていたが、今のペースなら7~9月も前年を上回りそうだ」

エアコンの世界最大手ダイキン工業。空調営業本部の依田優・事業戦略担当部長は明るい表情で語る。

7月の猛暑が追い風

家庭用エアコン市場が好調だ。業界団体の日本冷凍空調工業会によると、4月の家庭用エアコンの国内出荷台数は業界全体で15%増、5月も16%増と拡大が続いている。

比較的気温の高かった前2016年度は、業界で852万台と過去2番目の出荷台数だった。今年度に入っても、その高いハードルを上回る推移が続いているわけだ。

特に販売が好調なのは西日本。ゴールデンウィークの気温が高かったことや、昨年度の住宅着工戸数が高水準だったことなどが、要因として考えられる。そして出荷台数がピークとなる7月に入り全国的に猛暑となっており、さらなる販売の上乗せが期待されている。

特に週末の気温が上がると、販売店からの注文が一気に増える。上乗せを実現するためには、需要変動に即応できる供給体制を構築できるかどうかが、メーカーにとっての生命線となる。

ダイキンの神野仁志空調生産本部長は、「過去10年間の最大需要に対応できる生産体制をとっている」と自信を示す。その源にあるのが、これまで磨き上げてきたモノ作り力だ。

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