【独自】JR東日本の「3月運賃改定」に向けた秘策/オフピーク定期券の浸透狙い、水面下で練る「JREポイント」の上乗せプラン
JR東日本は3月14日、消費税の導入時などを除くと1987年の民営化後初めてとなる本格的な運賃改定を行う。通勤定期券も平均12%の値上げとする中、自社の共通ポイントサービス「JRE POINT(JREポイント)」の還元率を引き上げるプランを練っている。東洋経済の取材でわかった。
還元率アップの対象は「オフピーク定期券」の購入者とするようだ。JR東日本では平日朝の混雑する時間帯を避けて利用することを条件に、オフピーク定期券の運賃を通常の通勤定期券より約15%割安にしている。
JR東日本の担当者は、「オフピーク定期券の購入者に対し、現在は5%のポイント付与を行っている。これは今後も継続していく予定だが、改定後の対応については現在調整中だ」と話す。
利用が足踏みのオフピーク定期券
しかし、オフピーク定期券の利用率は当初想定を下回っている。その現状を打破するため、運賃改定直後のタイミングで「期間限定のポイント上乗せを考えている」(関係者)という。一気に利用者を囲い込む構えだ。
オフピーク定期券は、平日朝の混雑緩和を目的として2023年3月に導入された。24年3月には購入金額の5%分をJREポイントで還元する施策を実施。さらに24年10月には、通常の定期券に対し約10%としていた割引率を約15%へと拡大する値下げに踏み切った。
しかし、実際の利用動向は思惑と異なった。 定期券利用者に占めるオフピーク定期券の割合は当初の7%台から、割引率を拡大した24年10月には9.5%へと2ポイント超上昇。その後も漸増しているものの、25年12月末で10.3%にとどまる。
JR東日本が目標として掲げた「17%程度」には届いていないのが実情だ。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら