大学はどのくらいの収入があるのか――。
オープンキャンパスが盛んに行われ、いくつかの大学に訪れながら、今後の進路や受験先を考える高校生も多いだろう。また将来は大学に就職したいと考える大学生もいるだろう。
企業の売上高に相当する「事業活動収入」
ではそうした大学の収入の規模はどうなっているのか? どんな大学が収入の多い大学なのか? 東洋経済では私立大学の財務情報をまとめて、「私立大学財政データ」というデータを提供している。そのデータを使って作成したのが、この「大学収入ランキング」だ。
大学の収入は「学校法人」単位で集計している。大学単位で業績数値を公表しているところもあるものの、ほとんどが学校法人単位にして財務諸表を公表しているからだ。そのため、付属の中学校や高校、専門学校、付属病院といった法人傘下の学校や病院など、すべての収益が含まれている。
学校法人の1年間の収入の総計、企業でいう売上高に相当する部分は、事業活動収支計算書の「事業活動収入」という名称になっている。かつては「帰属収入」と呼ばれていたが、2015年度の決算から会計基準が変更され、名称も変わった。
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