女医が早婚逃すと生涯独身になりやすい原因 キャリアウーマン最高峰だけに難しさがある
女医の婚活の場「女医コン」を主宰する循環器内科医で女医の妻を持つ薬師寺忠幸医師は、「夫婦のライバル心やキャリア嫉妬は5年もあれば消えてしまう」と話します。「一人前になってお互いに余裕が出てくれば、比べるのではなくお互いの長所を見られるようになる(=夫婦がチームとなる)」とのこと。お互いの立場や思いを理解、尊重したうえで、少しずつ夫婦にとっての最適な形を模索していくことの重要性を指摘します。
「キャリアは俺に任せとけ!」でなく、共に苦労し試行錯誤することをいとわない夫婦であれば、医師同士の夫婦であっても女医版マミートラックにも陥らず、結婚生活もうまくいくのでしょう。
現場でささやかれる「女医3分の1の法則」
ここまで、女医の結婚年齢と結婚相手を見てきました。キャリアプランにおける結婚・出産のタイミングや、夫との関係への悩み自体は、一般的な女性と同じように存在します。ですが、一方で、医師という仕事の特殊性ならではの問題も見えました。
1番は専門医を取得するまでの長い研修期間とその多忙さ。医師としての研鑽が求められる時期と適齢期が見事に重複してしまうわけです。前述したように計画的に結婚・出産のタイミングを図ることができるならよいですが、医師としての研鑽に集中するあまり、気づけば婚期を逃していたという女医も多数。女医の生涯未婚率は35.9%(出典:2012年「就業構造基本調査」総務省より舞田敏彦氏が試算)なんていう笑えない数字もあるほどです。もちろん結婚をしない生き方を自ら選んでいる女医もいますが、「逃してしまった」人の多さがうかがえます。
加えて、デキる女子の筆頭「女医」となれば、尻込みしてしまう男性も多いことは想像に難くありません。joy.net読者からも「意を決して合コンに行っても、女医とバレた瞬間に相手の態度が変わり、ただの健康相談で終わる」なんて悲しい報告も枚挙にいとまがありません。
とはいえ、そんなことにいちいち傷ついていたらやっていられないのも事実。「そんなチキンな男はこちらから願い下げ!」と自らを奮い立たせ、新たなる出会いに向かう積極性も、女医には必要なのかもしれません。
医療現場には「女医3分の1の法則」なるものもささやかれています。これは、女医のうち3分の1は生涯独身、3分の1は結婚するも離婚してしまう、残り3分の1だけが結婚生活を全うできるというもの。女医の結婚、そして結婚生活の持続の難しさを言い表していますが、女医の側でも女医とパートナーシップを築く男性の側でも、この法則を打ち破っていくマインドセットとアクションがあるはず。
キャリアウーマンの代表である女医。医師としてのキャリアを積みながら順風満帆な家庭も手に入れるには、一般女性以上に綿密な人生のスケジューリングと、女医版マミートラックを引き起こさせない夫選びと支え合いが欠かせません。
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