徒競走でヒーローになる!たった3つのコツ 岡崎慎司が実践した「鈍足克服」トレーニング
たとえばモモあげを10メートルやろうとして、3メートルまで正確にできて、その後グダグダになってしまうようなら、残りの7メートルは意味のないものになってしまいます。その場合、まずは5メートルを正確にできるように練習したほうがいいでしょう。5メートルが正確にできるようになったら、また距離を延ばしていけばいいのです。そしてトレーニングをするときにはいつも、正しい姿勢をキープできているかな、腕はしっかりと振れているかな、モモは上がっているかななど、体がどう動いているかをチェックしながらやることが大切です。こうすることで、正しい走り方、体の動かし方を身に付けることができます。
これは1日何時間もやるようなトレーニングではありません。1週間に2回程度で構いませんので、続けることがポイントです。1回の時間は15分程度ですので、それほど無理なくできるはずです。
いかに正確にコツコツと積み重ねられるか
まだまだ、足が速くなるトレーニングにはいくつかの種類があり、体幹を鍛えるもの、筋力をつけるものなどを含めると、僕が取り組んでいるトレーニングはたくさんあります。そのどれもが今の僕を支えてくれているものです。
僕がプロに入って学んだ最も大きなことは、“正しいトレーニングを、地道にやり続けること”の大切さです。理論的に根拠のあるトレーニング、確実にプラスになるトレーニングを学んだら、それを信じて、いかに正確にコツコツと積み重ねられるか、これに尽きると思っています。
ただがむしゃらに走っていた中学・高校時代の僕に、これらのことを伝えることができたなら、もっと試合でゴールができただろうし、体育だって楽しかったかもしれない。徒競走でいつもヒーローになれたかもしれない。でもそれがかなわない今、足が速くなりたいなと思っている子どもたちや、スポーツを頑張っている子どもたちに、それを伝えていきたいなと思っています。
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