徒競走でヒーローになる!たった3つのコツ 岡崎慎司が実践した「鈍足克服」トレーニング
●姿勢
まず「姿勢」についてです。速く走るためには前に向かって力強い推進力が必要です。そう聞くと、前傾姿勢で走ろうとする人がいますが、それは正しい姿勢とはいえません。前傾しようとして猫背になったり、肩が体のラインよりも前に出てしまうと、骨盤が後ろに傾く傾向があり、重心が後ろに下がってしまうんです。そうすると気持ちばかりが前にでるがむしゃらな走り方になってしまい、一向にスピードが上がりません。
理想的な状態は、身体測定で身長を測るときにやる背筋を伸ばした姿勢。これが速く走るための基本姿勢となります。これは普段の生活から意識づけできますので、走るときはもちろん、歩くとき、階段を上り下りするときにやってみてください。
スキップやギャロップが効果的
●リズム
続いて「リズム」です。一瞬ピンとこないかもしれませんが、これも非常に重要な要素です。体の動かし方を突き詰めて考えていくとわかるのですが、人間は走るスピードを、パワーの出力とリズムによって変えています。特にリズムが大切です。誰しも経験があると思いますが、マラソンをしていて前の選手を追い抜こうと思ったとき、人間はどうするかというと、じつは動作のリズムをあげるんです。その意識を持って走ると非常にスムーズに体を動かすことができます。特に腕振りはリズムを生み出しやすく、その腕振りに合わせてモモをあげるタイミングを合わせると、よりリズミカルに走ることができます。
そのための練習として、スキップや、「タタン、タタン」と馬のステップのように走るギャロップが効果的です。これらのトレーニングでは腕を大きく振ることがとても大切です。「まじめにスキップをするのが恥ずかしい」なんて思っていいかげんにやっている子がいたら、足が速くなるチャンスを逃していることを伝えてあげてください。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら