イクメンになるとは「二軍落ちする」事なのか

短時間で生産性向上など、普通の男にはムリ

ワーママだけではなく、育児に携わりたい父親もまた、育児と仕事の二者択一を求められているのです(写真:ふじよ / PIXTA)
今回の相談
3歳児と1歳児の育児をしている会社員の男性です。昨年4月に妻が育休から復帰したのに合わせて、私は短時間勤務制度を利用することにしました。
保育園のお迎えを担当する予定だったのですが、短時間勤務中とはいえ、業務量はフルタイムの人と大して変わらず。結局、短時間で帰れることはほとんどなく、フルタイム時と同様残業しながら1年を過ごしました。
そこで、業務量の少ない職場への異動を希望しましたが、上司から「業務量の少ない部署に異動すると、もう花形部署には戻って来られなくなる。なんとか今の部署に踏みとどまったほうが良い」と言われてしまいました。
育児をとるか、出世や仕事のやりがいをとるか、二者択一を迫られているように感じます。育児も仕事も、両方において責任を果たすにはどうしたら良いのでしょうか。
タケオ(仮名)

出産後も働く女性が増えたのは、2010年以降のこと

まずは落ち着いてください。

この連載の一覧はコチラ。※読者の皆様から田中先生へのお悩みを募集します。「男であることがしんどい!」「”男は○○であるべき”と言われているけれど、どうして?」というお悩み・疑問がある方はこちら

タケオさんのご家庭は、お子さんが生まれてからも夫婦ともにフルタイムのようですが、そもそも出産後も働く女性が増えたのは、2010年以降とごく最近のことです。

まず、第1子出産後の女性の就労継続に関する統計を、年代別に確認していきましょう。

次ページ2000年代でもなお「出産=育児に専念する」だった
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