「言葉にできる」は子どもの強い"武器"になる 息子を東大、イェールに送り込んだ母が語る

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自分の考えを言葉にできる子に育てるために、できることはたくさんあります(写真:プラナ / PIXTA)
日頃の子育てで「言葉にする」「意見を言う」ということに力を入れたことはありますか? 苦手な人も多いかもしれませんが、何よりそれを重視してきたのが小成富貴子さん。クリニック経営やスペイン文化発信など複数の仕事を掛け持つ傍ら、独自の教育方針で、長男をイェール大学と東大に、次男を難関国立大学医学部に送り込んできました。そこで大きな支えになったのが、「自分の考えをはっきりと言葉にできる」能力だったといいます。
この記事では小成さんに、いかにして子どもを自分の意見が言えるように育てたのか、その考え方と方法を紹介してもらいます。

「言葉にする」ということ

最近は日本人の間でも「言わなくてもわかるだろう」ということが通じなくなってきています。いわゆる「阿吽(あうん)の呼吸」で何事もうまくいったのは、もう過去のこと、と感じる人は少なくないのではないでしょうか。

子育てで私が大切にしてきたことの1つに、「言葉にする」ということがあります。これからの子どもは、海外の人としっかりコミュニケーションをとることがますます求められるでしょう。そのように聞くと「早いうちから英語を」などと思ってしまう親御さんも多いのですが、まず大切なのは「日本語で言葉にできること」です。母語でしっかりと言葉にできない人が、いきなり英語でできるわけがないからです。

わが家の長男は、高円宮杯全日本中学校英語弁論大会や模擬国連で成績を残すなど、英語で発言を求められる分野で活躍してきました。そしてそういった活躍が認められ、イェール大学にも合格することができました。この背景には、「自分の考えをはっきりと言葉にできる」という能力が大きな支えとなったことは確かです。

自分の考えを言葉にできる子に育てるために、できることはたくさんあります。そしてそれは、お子さんが言葉を話し始めてすぐに、スタートすることができるのです。

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