かばんの持ち方が「無礼」な人に欠けた配慮 リュックを背負ったまま受付していませんか

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電車内でのNG1 リュックを背負ったまま混雑した車内に入らない

通勤途中、あるいは移動中の電車内でも、ビジネスバッグの取り扱いは要注意だ。公共の場こそ、マナーが問われるのは言うまでもない。

実際、一般社団法人日本民営鉄道協会が実施した、「2016年度 駅と電車内の迷惑行為ランキング」でも、「荷物の持ち方・置き方」は4位タイとなっており、「ヘッドホンからの音もれ」(6位)や「車内での化粧」(8位)よりも上位につけている。

「ショルダーバッグやリュックタイプのものは、そのまま肩掛けしていると知らず知らずに誰かの体に当たって不快な思いをさせてしまうことがあります。やはり乗り込む前に持ち替えて手持ちにしたい。さらに混んでいる場合は、迷惑にならないよう、体の前方で抱え込むのがベストでしょうね」(岩下さん)

リュックタイプならば、さっと片方のストラップを外して、脇に挟み込むようにして乗るのもいい。いずれにしても、バッグも自分の体の一部と考えて、体に引き付けておくとよいだろう。ちなみに、座っている場合は、ひざの上に乗せるのが正解で、男性の場合は、脚と脚の間に挟むのもいいだろう。両隣や前の人に荷物が当たらないように注意することが大切だ。

混雑時には「すみません」を忘れずに

電車内でのNG2 「すみません」「失礼します」の一言を入れない

もっとも、いくら注意していても、満員電車などでは、どうしてもバッグが誰かに当たってしまうようなことはありうる。そんなときはしっかりと「すみません」「ごめんなさい」の一言を添えたい。

「そんなの当たり前」と思う人は多いだろうが、できていない人が結構多い。バッグが当たった腹立たしさよりも、こうした一言がないせいで「なんて非常識なやつだ!」と、相手の怒りの感情を刺激していることが、往々にしてあるものだ。

「前に人が立っているのに、突然、その頭を飛び越して網棚にビジネスバッグなどの荷物をドサッと上げる方がたまにいますよね。びっくりしますし、ぶつかりそうで怖いですよね。しかし、ひとこと『すみません』『失礼します』とあるだけで大違い。こうした一声をスムーズに瞬時に出せる方はスマートですよ」(岩下さん)

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