「残業規制はむしろ迷惑」と考える人々の事情

スキルアップできず割を食うのは若者たちだ

国民的な議論がなされている今だからこそ、実態に即した議論を(写真:maroke / PIXTA)

残業規制を喜んでいる人ばかりではない

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「働き方改革」が進められる中、労働時間の上限規制に関する法案が現在議論されており、ニュースでも目にすることが多くなってきました。労働時間規制の内容は、先日連合と経団連が合意した、月間残業最大100時間以内などの内容をベースに議論が進んでいくと思われます。ただ、ニュースなどを見るにつれ、議論に欠けている部分があると思いましたので、今日はその点について触れたいと思います。残業規制をされたら「困る人々」の話です。

といっても、極限まで従業員に長時間労働を強いるいわゆる「ブラック企業」の話ではありません。従業員側の目線から見て、「困る人々」がいるという現実のお話です。なお、前提として、あくまで健康管理やワークライフバランスの向上のために労働時間の上限規制をすること自体が無意味と主張するつもりはありません。ただ、労働時間規制がなされるのがほぼ確実であり、国民的な議論がなされている今だからこそ、長時間労働が抱えているさまざまな側面に光を当てないと、実態を無視した議論になってしまいます。そこで、あえてこの点をテーマとして取り上げました。

では、具体的に労働時間規制がなされることにより「困る人々」とはどのような人々でしょうか。

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