検索時代が生んだ「婚活難民」の果てなき迷走

誰にでも出会えるから、誰とも結婚できない

いくら時間とおカネをかけて婚活をしても結婚相手にたどり着けない。そんな婚活難民たちはなぜ生まれてしまうのでしょうか(写真:bee / PIXTA)

「婚活」という言葉が生まれたのは、ちょうど10年前のこと。“結婚も就活のように自らが積極的に活動していかないとできない時代に突入した”ということから生まれた造語であるが、ここ10年で婚姻率が上がったかというと、なだらかに減り続けている。

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そんな中で、“婚活難民”“婚活迷子”などと、婚活をしているのに結婚できない人たちを表す造語もたくさん生まれてきた。これは、“婚活したからといって、簡単に結婚できるわけではない”という現状を表しているのだろう。

結婚するまで「30回お見合い」は当たり前

実際、現在結婚相談所に登録している人たちが、結婚に至るまでにどのくらいの数のお見合いをしているか、ご存じだろうか? 20回、30回のお見合いをするのは当たり前だ。中でも、お見合いを繰り返してしまう人は、大きく2つのタイプに分けられる。

まずは、ある程度条件がよくて、いくらでもお見合いが組めるタイプの人たち。お見合をして交際に入っても、少し気に入らないところが出てくると、「もっといい人がいるのではないか」と次のお見合いをする。

もうひとつのタイプは、お見合いしても断られたり、交際に発展しても1度か2度の食事をすると交際終了になってしまう人たち。交際が続かず結婚に至らないのだから、必然的に次のお見合いをすることになる。

お見合いを繰り返していくうちに、“婚活疲れ”を起こし、婚活をやめてしまう人もいるのだが、中には100回、200回とお見合いを繰り返している人たちもいる。

これほどお見合いをしても、なぜ結婚できないのか。今回の「仲人はミタ」では、その原因を考えてみたい。

先日面談に来た由里(38歳・女性)も、「過去3年間のうちに、150回お見合いをした」と言っていた。

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