「とりあえず方式」が勉強しない子に響くワケ

大人でも大苦戦「気乗りしない」の解決法

勉強に取りかからせるにはどうしたらいいでしょうか(写真 : しげぱぱ / PIXTA)

「子どもがいつまでも宿題に取りかからない」「志望校を目指して頑張ると約束したのに、毎日、勉強を始めるまでに時間がかかる」――。

小学校の教師として、多くの親御さんから このような悩みをよく聞いてきました。この問題に対して、ほとんどの親が為す術もないまま「勉強しなきゃダメでしょ。いつになったら自分からやれるようになるの!」と叱っています。でも、口で叱るだけではいつまでも解決しません。大事なのは、具体的かつ合理的な方法を工夫するということです。

ランドセルの中身を全部出してもらう

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そこで、今回2つの方法を紹介したいと思います。1つ目は、私のメールマガジンの読者が教えてくれた方法です。その家の男の子は、学校から帰ってくるとすぐランドセルを放り投げて遊びに行ってしまうそうです。陽があるうちに遊ぶのはよいことですから、特にそれがいけないとは思いませんが、遊びから帰ってきても宿題をやらず、さんざん叱られてから夜になって泣きながらやる毎日ということなので、これはやはり困ったことです。

そんな毎日でしたが、ある日、お母さんは1つのアイデアを思いつきました。ランドセルの中身をまずは全部出してもらう、ということです。

そして、子どもにこう言いました。「遊びに行ってもいいけど、その前に、学校から帰ってきたら、とりあえずランドセルの中身を全部この箱に出そう」と。その箱はランドセルが2つ入る広さで、深さは5~6センチメートルです。つまり、広くて浅い箱です。それを玄関の近くに置きました。

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