「とりあえず方式」が勉強しない子に響くワケ

大人でも大苦戦「気乗りしない」の解決法

そこで、あるときから、とりあえず1問方式を応用して「とりあえず3(スリー)キーワード」で臨むことにしました。つまり、依頼のメールを読んだそのときに、そのテーマに関するキーワードを直感で思いつくままにとりあえず3つ以上書いておくのです。そして、次の日もまた3つ、また次の日も3つ、というように増やしていきます。とにかく、ゼロで終わらないことが大事です。そんなことをしているうちに、電車で移動中に「あ、あれもいいかも」と思いついたりすることがあると、スマホにメモしてパソコンに送信しておきます。

こういうことをしているうちに、けっこう書くことがたまってきて、だんだん見通しがついてきます。すると、やる気もわいてきて一気に書き進めたり、必要ならさらに詳しく調べてみたりもします。そして、いちばん初めに直感で書きこんだキーワードが意外と核心を突いていることもよくあります。

外堀を埋めるとやる気がわいてくる

もう1つの例として、たとえば封書の手紙をもらったとします。手紙を読み終わって返事を書く必要があるとき、「面倒だな。後にしよう」と思ってしまうと、あっという間に1カ月経ってしまいます。そこで、とりあえず1問方式を応用して「とりあえず宛名書き」を行います。つまり、封筒に宛名だけ書いておくのです。そして、次の日には切手を貼る、次の日には時候のあいさつだけ書く、というように進めます。このように外堀から埋めていくと、だんだんやる気がわいてきます。

もちろん、「そんなのはかえって面倒だ。一気に書いてしまうほうが早い」という人もいると思います。もちろん、そのほうがいいのは明らかですが、それができない人は「とりあえず宛名書き」をやってみてください。とにかくゼロで終わらないことが大事です。それに、「とりあえず宛名だけ書こう」と思って書いていると、スイッチが入ってそのまま全部書けてしまうこともあります。

ぞうきん掛けをしなければならないなら、事前にとりあえずぞうきんを濡らして絞っておく。お出かけの準備をするなら事前にとりあえずバッグを出しておく。さらにはすぐに準備できる物だけ入れておく。などなどいろいろ応用できます。

今回ご紹介した「とりあえず方式」は応用範囲が広いと思いますので、みなさん自身も活用しながら、そして、お子さんにも教えてあげてください。

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