糖質制限ダイエットの恐ろしい「落とし穴」

創始者が警告「そのやり方、間違っています」

正しい糖質制限で、頭がふらふらしたり、やせすぎたり、低血糖になったりということは起こりません。では、なぜ、こうした症状を訴える人がいるのでしょうか。

その答えは簡単です。糖質制限のやり方を間違えて、カロリー不足になっているからです。

もともと人類は700万年もの間、糖質が極めて少ない食事をしてきました。食事の糖質を減らしても人体には問題ありません。

でも、必要なエネルギー(カロリー)は確保しなければならないのです。

糖質制限食を勘違いしている人には、「ただ主食だけ抜けばいい」と思い込んでいる場合がよくあります。そして、今までと同じ量のおかずしか食べないのに、ご飯やパンを抜くのです。すると、それまでの食事に比べて、ご飯やパンの分だけカロリーが足りなくなってしまいます。

これは間違ったやり方です。

正しい糖質制限食では、ご飯やパンなど糖質の多い食品を抜いた分だけ、ほかのおかずを多く食べて、カロリーを補わなければなりません。主食を抜くだけでなく、同時におかずを増やすわけです。これを怠れば、カロリー不足になって当然です。

つまり、糖質不足のせいで健康被害が出たのではなく、カロリー不足のせいで具合が悪くなっただけなのです。

実践に当たっては「正しい知識」が不可欠

糖質制限食は日本社会の未来を明るくするでしょう。病気を減らして健康寿命を延ばし、医療費削減によって財政を健全化し、産業を活性化して経済力を向上させる可能性さえあると思っています。

ただし、そのためには糖質制限食を日本社会全体にきちんと広げていく必要があります。それには、正しい知識を持ってもらわねばなりません。誤った知識で始めて、効果がなかったり健康に悪影響が出たりしてしまうと、イメージダウンになって普及が遅れてしまうからです。

実際、私の見るところ、糖質制限ダイエットが流行して、「糖質を減らそう」と考える女性が増えているのはよいのですが、先述のように、とんでもない誤解をしておられる人が多いのです。

「糖質だけ減らせばいい」と、安易に考えてしまいがちなようですが、ご説明したとおり、まったくの誤りです。

繰り返しますが、今までの食事から、単純にご飯やパンやイモなどを抜いただけの食事をしてしまうと、カロリー不足になるからです。これは、正しい糖質制限食ではありません。

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