糖質制限ダイエットの恐ろしい「落とし穴」

創始者が警告「そのやり方、間違っています」

誤ったやり方で糖質制限を行う人も多い…(写真:プラナ / PIXTA)
ご飯やパン、めん類など糖質の摂取を控える「糖質制限食」が大ブームとなっている。「糖質ゼロ」や「糖質オフ」をうたう飲料・食品も相次いで出されるなど、単なるブームを超えて、もはやメガトレンドになったとの声もある。著しいダイエット効果があるとされる糖質制限を、夏に向け始めたいという方も多いことだろう。
だが、糖質制限食を日本で初めて紹介した江部康二医師によると、糖質制限を行うにあたっては「落とし穴」があるので注意が必要であるという。「正しい知識」が欠如したまま自己流で実践すると、体調不良に陥る場合もあるというのだ。
このたび、『江部康二の糖質制限革命』を上梓した江部医師に、糖質制限ダイエットの注意点を解説してもらった。

糖質制限に対する3つの勘違い

『江部康二の糖質制限革命』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

私が日本で初めて「糖質制限食」を紹介した本を2005年に出版してから、はや12年がたちます。当時は「異端の食事療法」でしかなかった糖質制限も、年々大きな広がりを見せ、さまざまな書籍も刊行され、メディアは糖質制限情報であふれるようになりました。

糖質制限食が健康常識として広まりつつあるのは、名づけ親としても非常に喜ばしいことです。

けれど、この常識はまだまだ新しく、正しく認識されていない面があります。

そのため、誤ったやり方で糖質制限を行う人も多く、「糖質制限で体の具合が悪くなった」と勘違いされるケースもあるようです。

そんな勘違いのなかでも、最も多いケースは以下の3つです。

「糖質制限は頭がふらふらする」

「糖質制限はやせすぎる」

「糖質制限は低血糖になる」

こうした誤解をしている人には、共通した誤りがあります。それは、「カロリー(エネルギー)不足と糖質不足を混同している」ということです。

次ページカロリー不足になっていないか注意が必要
ライフの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新競馬好きエコノミストの市場深読み劇場
  • 就職四季報プラスワン
  • コロナショック、企業の針路
  • ほしいのは「つかれない家族」
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
激震! 不動産<br>大荒れ市況を徹底分析

コロナショックが直撃したのは、ホテルや大都市に立地する商業施設です。一方、郊外の商業施設や物流施設は需要増に沸いています。分譲マンションやオフィスビルの先行きには不透明感が漂います。不動産業界における明と暗。その最前線に肉薄します。