黙って話を聞いていたナナコさんが、タロウさんの冗談を聞いて、こんなふうに答えました。
言いたいことはわかりますが、いろいろ惜しい感じ。まるで前髪用のカツラを置くみたいに聞こえてしまいます。きっとナナコさんが言いたかったのは
でしょう。front hairやfront hairsでも通じますが、英語で「前髪」はbangs(イギリスではfringe)と言ったほうが自然です。また、「髪を下ろす」はwear one’s hair downを使いましょう。put downでは文字どおり「下に置く」という意味です。
シロウさん、もう残ってないでしょう!
すると、やめればいいのに、先ほどのシロウさんが、Where do your bangs begin? (前髪ってどこからが前髪?)と聞きました。Shiro, you don’t have any left! (シロウさん、もう残ってないでしょう!)
ところが、ナナコさん、笑顔でIt’s up to you! (そんなの本人の自由よ!)と言って、シロウさんに「下ろしてみれば」と爆弾発言。もちろん、ナナコさん真剣に言っていたのですが、さすがにねぇ……。でも、シロウさん、Do you think so? (そう?)なんてまんざらでもない感じ。とどめにナナコさん、You will look younger! (そのほうが若く見える!)なんて、ちょっと無責任なこと言ってしまうので、筆者がYou look great the way you are. (いまのままですてきです)と止めておきました。
ナナコさん、筆者の反応を見て「マズイ」と気づいたのか、突然話を変えて、What do you call “縮毛矯正”? (「縮毛矯正」ってなんて言うんですか)と聞いてきました。ナナコさんはくせ毛なので、いつも縮毛矯正をしているのだそう。
筆者も詳しくないので、一般的なことしかわかりませんが、アフリカ系の人が髪をストレートにするときには、relax one’s hair (〈ちぢれた〉髪を真っすぐにする)と言います。でも、これは明らかに日本人の縮毛矯正と違う気がするので、日本人であればstraighten one’s hair (髪を真っすぐにする)か、get a straight perm (ストレートパーマをかける)でいいのでは? と伝えました。
すると、シンガポールに住んでいたハナコさんが、Japanese “縮毛矯正” and a regular straight perm are different. (「縮毛矯正」と普通のストレートパーマは別のもの)だと説明してくれました。なんでもハナコさんもくせ毛で、シンガポールで「縮毛矯正」をしていたらしいのです。ハナコさんによると、縮毛矯正は(Japanese) thermal reconditioning と呼ばれているようです。日本の縮毛矯正とは別に、Brazilian straighteningというブラジルのストレートパーマもあるようで、どう違うのか説明を聞いたのですが、筆者は「とにかく日本の縮毛矯正のほうが長持ちする」ということしか理解できませんでした。
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