つまり、タロウさんの文を直すと
となります。英文は直したものの、「それはタロウさんがそういうお年頃になられたということ?」と思い、軽く聞き流しておくのがスマートだろうと、タロウさんが正しい文を言い直してくれたときは Oh, really… (へえ、そうなんだ……)と、あまり表情を変えずに行間を読む筆者。
すると、同じくシンガポール赴任経験者のハナコさんと、ジロウさんが I know! (だよね!)、Mine too! (私も抜けた!)と反応してきました。なんだ、どうやらタロウさんの告白ではなかった様子。でも、シンガポールに行くと髪が抜けるってどういうこと?
抜け毛の原因は虫歯予防? 紫外線? 香辛料?
全然知らなかったのですが、この「抜け毛問題」は、シンガポール在住者の間では有名な「あるある話」らしいのです。3人によると、原因は水道水と言われているそう。シンガポールでは、国民の虫歯予防のために水道水に微量のフッ素を混ぜていて、そのせいで髪が抜けるのだとか。
え? でも、アメリカやカナダでも、水道水にフッ素が入っている気がしますが、筆者はアメリカで抜け毛、気にならなかったけどなぁ……。水道水っていうよりは、むしろ赤道直下で強い日差しにやられちゃったのでは?
そんな話をすると、シンガポール未体験のサブロウさんが、「辛いものを食べると髪が抜ける」と言い出しました。「シンガポールで辛いものばかり食べていたからだ!」と言うのですが、Are you sure? (ホントに?)。
抜け毛談議に花を咲かせていたら、人生の大先輩、研修生のシロウさんも話に入ってきて
と発言をしました。シロウさん、自虐ネタのつもりでしょうが、誰も笑えないですよ。みんなリアクションに困っているので、とりあえず、英語を直しておきましょうか。「額が広くなってきている」と言うときはhave a receding hairlineを使いましょう。
または、シンプルに
と言うこともできます。
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