"Summer"が、日本語の「夏」と同じ意味とは限らない
読者の皆様、前回の掲載から一月以上が経ちましたが、いかがお過ごしでしょうか。今年の日本の暑さは例年にも増して厳しいとのことで、皆様におかれましては、くれぐれもご自愛ください。
こちらトロントでは、緯度の高さが理由で日差しは強いのですが、普段の最高気温は30度ほど。オンタリオ湖に接しているためでしょうか、日によって少し蒸す日もありますが、これに文句など言おうものなら、日本にいらっしゃる皆様からはお叱りを受けることでしょう。
さて、「夏」で思い出すのが、評論家として知られ、2008年にご逝去された故加藤周一氏の言葉です(出所は『加藤周一セレクション〈1〉科学の方法と文学の擁護』平凡社ライブラリー)。
また、加藤氏は、次のようにも述べています。
ということで、前口上よろしく、今回は、読者の皆さんも少なからずご関心があると思われる「英語」について、最近私が考えたことについて(いつものように取り留めもなくですが)述べてみることにしましょう。


















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