ガラパゴスな子どもを育てない秘訣 かわいい子には旅をさせよ

✎ 1〜 ✎ 11 ✎ 12 ✎ 13 ✎ 最新
著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
グローバル化が進む中、親たちは、子供を世界で通用するエリートに育てるため、日々、努力を重ねている。しかし、若手マザーの中には、子育ての仕方がわからず、周りの助言にも恵まれないケースも多い。そこで、一般的な家庭ながら、子供を国際弁護士、国際金融マン、海外著名大学教員、公認会計士に育て上げた著者が、読者の皆様からの子育て相談に回答する。
人生に別れはつきもの。かわいい子には旅をさせるべき(撮影:今井康一)

 今回は子供が好きなことに挑戦するのを物心両面で応援された例を紹介します。

【東京大学大学院 Wさんの寄稿文】
 私の両親は、「かわいい子には旅をさせよ」の精神でつねに私の挑戦を応援してくれました。
 教育方針は“つねに、挑戦を応援し続ける”でした。小学校のサッカー全国大会出場、高校での交換留学の応援など、私自身がさまざまなことに挑戦するたびに、資金面だけでなく言葉などでも支え続けてくれました。それによって、サッカー日本一といった普通では得られないような経験をすることができ、価値観形成において非常に役立ったと実感しています。
 もちろん、成功体験から学ぶのではく、失敗体験からも多くのことを学びました。サッカーの遠征が多く、早い段階でホームシックにはなりましたが、親への感謝や仲間との一体感を学ぶことができました。交換留学では、自らの見識の狭さや英語力の欠落を身にしみて実感しました。
 それらのことを踏まえて、今ではFacebookや研究活動を通じて、グローバルな視点で物事を考えることが当然になりました。ほかにも、多くのことを経験したと思いますが、総じて、「かわいい子には、旅をさせよ」の方針で、多くの学びをさせてもらったことに、本当に感謝しています。
次ページ高校2年のときの、次男との別れ
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事