効果はダイエットだけではない
私がこの方法を取り上げたのには、もうひとつ理由があります。ダイエットだけでなくアンチエイジングにもつながるからです。
最近、老化の原因として注目されているのが、「糖化」です。糖質とたんぱく質が結び付いて細胞が老化させてしまう現象で、肌のハリを失わせたり、視力を低下させたり、骨や血管を弱くしたり、記憶力の低下を引き起こすなど、老化に深くかかわっています。
この「糖化」の進行を和らげるひとつの有力な手段が、“食べる順番だけ”法です。この方法がターゲットとする太る原因と、「糖化」を進行させる原因は同じもの。だから“食べる順だけ”法は「糖化」という老化現象にも効果的なのです。まさに“頑張らない”アンチエイジングと言えるでしょう。
それでは最後に実行するコツをまとめました。ぜひ“食べる順だけ”ダイエットを試していただきたいと思います。
・食べる順番のコツ(その1)
「野菜」「たんぱく質」と各グループの食べ物を食べきってから、次に移ることが大原則。ただし、ゴハンだけ食べるのがつらい人もいるでしょう。その場合にはおかずを3分の1くらい残して一緒に食べても「可」とします。
・食べる順番のコツ(その2)
野菜を食べてから最低5分は次のたんぱく質に移らない。同僚とのランチなど自分のペースを守ることが難しいときは、野菜ジュース(ただし果糖なし)を事前に飲んでおくことでも「可」とする。
・ゆっくり食べるコツ
口にいったん入れたものを飲み込むまで、次のものを口に運ばない。
・余分な糖質を出さないコツ
食後30分以内に軽い運動をする。糖質をエネルギー源としてたくさん使うようにするために行う。朝食後の掃除や、ランチの後に軽くウォーキングをするなど。
・食べ物を選ぶコツ
キャベツやホウレン草などに加えて、海藻やきのこ類も「野菜」グループに入ります。逆にサラダによく使われるコーンやポテトは「炭水化物」です。
なお、この“食べる順だけ”ダイエット法を詳しく知りたい方には、『食べる順番変えるだけダイエット』(新星出版者、梶山静夫著)をオススメします。
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