先日、面白いアンケート調査を見つけました。それは「夏に音をつけるとしたら、どんな擬態語にしますか?」というもの。この季節が大好きな私は「ウキウキ」「ワクワク」と楽しい音を思い浮かべましたが、1位は何と「ベトベト」です(アサヒビール、2009年調査)。
「ベトベト」とは、汗で体がベトつくことを表現している擬態語ですが、2位も汗に関連した「ダラダラ」、5位も同じく「ギトギト」と、圧倒的多数の人が夏というと不快な汗を思い浮かべるというのです。
ということで、今回は、夏のイヤ〜な「汗を消し去る方法」を取り上げたいと思います。知らないと絶対に損。1日わずか20円で取り組める、“頑張らずに”夏を快適に過ごすための処方箋です。
クールビズにメリットはあるか?
“夏=不快な汗”というイメージは、高温多湿な日本の気候を反映しているのでしょう。じっとしていても汗がダラダラ流れて、体ばかりか洋服までも汗でベトつき、顔が脂汗でギトギトしてせっかくのお化粧が台なし、とくれば、“夏=不快な汗”は当然の結果だと思います。
不快なのは自身の汗だけではありません。他人の汗もまた気になるもの。日本には満員電車といういやが応でも人様と密着する機会があります。多くの人が「他人の汗臭さ」や「他人の汗のベトつき」に悩まされていることでしょう。たとえば、汗臭いオッサンの肌や濡れたシャツが“べっとり”と密着してきたら……。もう、これ以上は考えたくありません。
2005年から始まったクールビズは、こうした状況の改善にプラスに働いているのでしょうか。やらないよりはやるほうがいいに決まっていますが、効果は限定的という気がします。
これは私一人が感じていることではないようで、クールビズに関するある調査によると、「メリットに感じたことは?」という質問に対して、最も多い回答が「特になし」。逆に「デメリットは?」という質問でも「特になし」が1位です。オフィスの空調の設定温度が28度というのがクールビズの前提ですから、薄着効果は節電効果で打ち消されるということなのでしょう。“夏=不快な汗”という状況を変えるまでには至っていないようです。
だから、何もしなければ不快な夏の汗は、あなたの体にベトベトとまとわりついたまま、ということになります。ご自身のためにも、周囲の人のためにも放置してはいけないことだと思います。
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