利点その2は再現性の高さです。人間本来の生理現象にマッチしたダイエット法だから、「私には向いてないわ〜」とか、「ブートキャンプから脱落」ということが起きにくいということです。
まずは「太る原因」から説明しましょう。太る原因、言い換えると体に余分なお肉(=脂肪)がつくのは、食物の中にある「糖質」の取りすぎが原因です。糖質は体を動かすエネルギー源。しかし、必要以上に取りすぎると脂肪として体内に蓄えられてしまいます。たとえば、お腹回りの余分なお肉(=脂肪)になるわけです。
逆にいうと、糖質を抑えれば余分なお肉はつかないということ。ここで、食べる順番がかかわってきます。野菜を先に食べ、タンパク質を挟み、最後に炭水化物を食べると、逆の順番に比べて糖質の吸収が大幅に抑えられるのです。もちろん同じものを同じ量を食べても、という前提です。
しかし例外があります。それは、「早食い」の人です。糖質の吸収が和らぐのは、野菜の食物繊維が小腸で消化されることで起きる現象です。早食いをすると、野菜が消化される前に、糖質の塊である炭水化物が小腸に送り出されてしまうので、効果が激減してしまうのです。だから“食べる順だけ”法は、野菜をゆっくり食べることがキモになります。
必ずゆっくり食べる
“食べる順だけ”ダイエットをガイドする先生は、必ず「ゆっくり食べること」が成功のポイントであると説きます。理由は先の説明のとおりですが、この「ゆっくり」が思わぬ波及効果を生み出します。食べる量が自然と減るのです。ゆっくり食べると満腹中枢が刺激されるからです。
野菜をゆっくり食べる、たんぱく質もついでにゆっくり食べる。すると炭水化物を食べきるのがキツくなるのです。私のような大食いの人間でも不思議なもので、「もうダメ……」と食べる量がガタっと減るのです。ゴハンでいうと2杯はいけたのが1杯でお腹いっぱいになる、という具合です。
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