まず汗を出せ、汗のなかから知恵を出せ
努力ということで、もう少し話を続けるけどな、人間はまずとにかく努力をする、こつこつ努力を積み重ねていくことが基本であり、大事なことやね。汗を流す。それを先行させることや。
以前、どこかの会社の社長が、「知恵ある者は知恵を出せ、知恵無き者は汗を出せ、それも出来ない者は去れ」というようなことを、社員の人たちに言っておったそうやな、そういうことを言っておっては、あかんと。潰れると、わしはそういうように感じておった。案の定、それから数年したら、やはり倒産してしまった。
どうして、わしがそういうように感じたかというと、ほんとうは、「まず汗を出せ、汗のなかから知恵を出せ、それが出来ない者は去れ」と、そう言わんといかんのや。まず汗を出せと。知恵があっても、まず汗を出しなさいと。「ほんとうの知恵はその汗のなかから生まれてくるものですよ」ということやね。汗を流し、涙を流し、努力に努力を重ねるうちに、ほんまものの知恵というものが湧いてくる。身についてくるんや。


















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