ホテルマンの必要能力は「おもてなしの心」だ

ホテル会社が採用で求める能力・資質と待遇

ホテルマンに求められる人物像、能力とは何か(撮影:梅谷秀司)

訪日外国人観光客(インバウンド)の増加が続いている。2011年に1000万人を突破、2016年には10月時点ですでに政府が目標とする、年間訪日外国人客2000万人を達成した。この動きは2020年の東京五輪開催以降も続くのでは、と見る向きもある。同時にホテル需要も大きく伸びており、各ホテルとも高い稼働率を記録している。都市部ではホテルの予約が難しくなっており、さらなる訪日外国人客の増加にも応えるため、ホテルの建設ラッシュが続いている。

インバウンド増加で業界は活況

 

そんな勢いのあるホテル業界だが、どのような人材を必要とし、キャリアプランや待遇はどうなっているのか。「プリンスホテルに見る、『ホテルマンの仕事』」に引き続き、国内最大手のプリンスホテルを例に、そのアウトラインをつかんでいきたい。

インバウンドが増えていくのであれば、その応対のために語学力が必要不可欠と思われるが、どの程度のスキルが必要なのだろうか?

「能力が高ければ高いほどいいですが、語学力だけではなく、一番大切なのは『おもてなしの心』です。質の高いサービスを提供できてこそ、語学は生きてくるわけですから。社内には語学教室を設けて、その手助けをしています」と語るのは、プリンスホテルの人事部の國吉宣弘課長。プリンスホテルでは、まず入社後、ホテルの現場で研修を受け、接客サービスのイロハを学ぶ。なによりも「おもてなしの心」が大切で、社員にとって真っ先に学んでもらいたい事柄だからだ。

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