世帯年収1000万円前後がハマる「年収の壁」…手取りを増やす家計設計の重要視点

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(写真:tabiphoto/PIXTA)
日本では共働き世帯が急増しています。総務省の統計によると、夫婦のいる世帯の約7割が共働き世帯です。ところが、その多くが「年収の壁」を気にして働き方を抑えています。せっかく共働きをしているのに稼げる金額を少なくしてしまっているのです。そのあり方が家族としてのあり方にマッチしていればよいのですが、必ずしもそうでないのが実情です。税金で損をしないための対策であっても生涯収入で損をしてしまうこともあります。
「お金は世帯で考えることが大切です」と『資産増、年収増、余裕増 世帯年収1000万円超の人が知っておきたいお金のルール』の著者の森田貴子氏は言います。「年収の壁」に振り回されることなく、この先も自分たちらしくあるためにお金をどうつきあっていくかについて森田氏が解説します。

共働きの理想と、現実のギャップ

共働きとは、本来、仕事か家庭のどちらかを犠牲にする生き方ではなく、ライフステージに応じて役割を調整しながら、両立を目指す生き方のはずです。

しかし現実には、働き方や収入のバランスを変えようとすると、税金や社会保険、「年収の壁」といった制度が複雑に絡み、ともすると、働いたことで税金額があがり損をするといった事態もおこります。

この問題は、個人の努力や価値観だけでは解決できません。お金と働き方を、2人でどう設計するかという視点が不可欠です。

こうした考え方は、すでに世界では一般的になりつつあります。ロングセラー『金持ち父さん 貧乏父さん』の著者として知られるロバート・キヨサキ氏は、2025年に『Rich Family, Smart Family』を出版し、「誰がいくら稼ぐか」ではなく、家族全体(世帯)でどのようにお金を管理し、意思決定しているかの重要性を強調しています。

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