プロが説く「転職に向いていない人」の10の特徴 「転職特性」がないと、スキルや知識があっても失敗する
転職で失敗する人には、特徴がある
若いビジネスパーソンには信じられない話かもしれないが、私が新米社会人だった時代、転職するには相応の勇気が必要だった。転職回数が多いと、多少なりとも信頼感が失われるような傾向があったからだ。「あいつ、何度も転職してるよね。大丈夫なのかね」みたいな感じで。
もちろんそれは偏見以外のなにものでもなく、窮屈な時代だったとしか表現のしようがない。とはいえ世間の目がそんな感じだったから、私も転職に際しては無駄な緊張を強いられたのだった。
そんな経験があるからこそ、転職がスキルアップの手段として認知されている現代は理想的だと感じる。だから、自身を高めることが目的であるなら、転職を恐れるべきではないと思う。
のだが、実際にはそうしたエピソードでまとめられるほど簡単な話ではないのかもしれない。『転職に向いてない人がそれでも転職に成功する思考法』(川野智己著、東洋経済新報社)の著者が指摘しているように、転職に失敗がつきものであることもまた事実だからだ。
大手総合商社の教育子会社で、関連会社数百社の人材育成を展開する責任者をしてきたという人物である。当初は「ビジネスパーソンの優劣は、知識とスキルで決まる」と信じて疑わなかったという(つまり私は、その段階に近い考え方をしているのかもしれない)。
だが、大手人材紹介会社の教育研修部長という立場だったころ、転職希望者と人材を求める企業の橋渡しをするなかで、そうした思い込みが間違っていたことを痛感したというのである。
具体的には、転職の成否は知識やスキルだけで決まるものではなく、「転職適性」という目に見えない資質が求められるということだ。



















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