転職には”避けるべき転職”がある。上場企業で社長を務める著者が考える、キャリア形成で死守すべき2つのこととは?

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転職
現在においては転職自体が一般化しているだけではなく、むしろ積極的に転職を行う事でキャリアアップを、という風潮すらある(写真:freeangle/PIXTA)

多くのビジネスパーソンにとって、今月3月は期末、つまりは年度末であり、来月4月は新しい年度であり、新しいスタートという事にもなるだろう。

転職について考えてみる

そしてその4月を機に転職という形で文字通り新たなスタートを切る、という方も少なくはないと思う。

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そこで今回はその転職について考えてみようと思う。

と言っても、あるべき転職論というのは本連載においても、折に触れて語って来たし、何よりも拙著「下剋上転職」(飛鳥新社)では1冊まるまる転職について語っているので、今回は避けるべき転職を話の中心にして一緒に考えていきたい。

かつては、転職という行為そのものが稀である、という時代もあった。

転職をせず、同じ会社でずっと勤務をする大多数、および転職ばかり繰り返しているちょっと変わったヒト、というような感じだ。

それが徐々に転職がキャリアにおける選択肢の1つとして比較的若い層に広がりだし、そして最近ではかつては転職そのものが難しいとされていた40代またはそれ以降の中高年層にまで広がってきている。

現在においては転職自体が一般化しているだけではなく、むしろ積極的に転職を行う事でキャリアアップを、という風潮すらある。

そう、転職とはすなわちキャリアアップにつながるべき行為であるというのがそもそもの前提なのだ。

キャリアアップ、というぐらいだから当然だが、今いる場所及びその延長線上の未来よりも、転職先における将来的な自分自身の職業上の可能性や選択肢が広がりうる、というのがしかるべき転職の姿である、と言えるだろう。

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