正当性問わないトランプ大統領に「時間稼ぎ」で対抗
――アメリカに対し、ベネズエラ側はどう臨むのでしょうか。
ロドリゲス氏が、民主化へのステップを始めるための準備期間だけに自分が使われることをよしとするわけがない。自分がトップである政権をできる限り維持したいと思っているだろう。
ロドリゲス氏は、トランプ大統領が民主主義や政権の正当性を重視していないこともわかっている。アメリカはマドゥロを正当な大統領だと見なしていないのだから、マドゥロが副大統領に任命したロドリゲスも、アメリカにとって正当な副大統領であるはずがない。それなのにトランプ氏が自分を暫定大統領に据えたということは、仕事ができれば正当性は関係ないと分析しているだろう。
とすればロドリゲス氏は、トランプ氏が容認できる程度まで穏健化すれば今の体制を残せると考え、どこまでなら押せるか、どこまで引くべきかを計算しながら時間稼ぎをするだろう。ただトランプ氏に使えない、と思われたら切られかねず、その意味でもボールはアメリカ側にある。


















