ドナルド・トランプ大統領は1月7日、アメリカ軍の最高司令官としての自身の権限を制約するのは「自身の倫理観」のみだと言い切り、軍事力を行使して世界中の国々を攻撃、侵略、あるいは威圧する自身の権限に対する国際法やその他の縛りを一蹴した。
多岐にわたる話題に及んだニューヨーク・タイムズとのインタビューの中で、世界に対する自身の権限に制約はないのかと問われると、トランプは次のように答えた。
「1つある。私自身の倫理観、私自身の考えだ。それだけが私を止められる」
国家間の衝突は力で解決
「私に国際法など必要ない」とトランプは続けた。
「私は人々を傷つけようとしているわけではないのだから」
トランプ政権として国際法を順守する必要はないと考えているのかと質問を続けると、トランプは「その必要はあると考えている」と答える一方で、そのような制約がアメリカに適用されるかどうかの裁定を下すのは自分自身だとも断言した。
「国際法の定義次第ということだ」とトランプは言った。
アメリカの覇権を強固なものとするために軍事力、経済力、政治力といったあらゆる手段を自由に行使できるというトランプの発言は、彼の世界観をこれまでで最も率直に認めたものといえる。その核心にあるのは、国家間の衝突においては法律や条約、協定ではなく、国家の力こそが決定要因となるべきだという考え方だ。


















