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「アンモニアや洋上風力は困難を乗り越えて導入する」。JERA会長 グローバルCEO・可児行夫氏に聞く

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JERA 会長 グローバルCEO 可児行夫氏
可児行夫(かに・ゆきお)/JERA 会長 グローバルCEO。1986年東京電力入社。燃料部LNG室、日本輸出入銀行派遣、燃料部事業開発部長、オーストラリア法人PEウィートストーン社社長、JERA副社長などを経て、2023年4月から現職(撮影:今井康一)

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脱炭素から安定供給の危機へ――。目まぐるしく変わる世界情勢。日本は困難を乗り越えられるか。本特集では、混迷を極めるエネルギー業界の最前線に迫った。

東京電力ホールディングスと中部電力の合弁会社で、燃料・火力発電事業を担うJERA(ジェラ)は、日本最大の発電企業だ。洋上風力発電などの再生可能エネルギー(再エネ)事業や、水素・アンモニアなどの次世代脱炭素エネルギーの開発にも力を入れている。同社で代表取締役会長グローバルCEO(最高経営責任者)を務める可児行夫氏に、世界のエネルギー情勢およびJERAの経営戦略について聞いた。

つねにミッションを意識

──エネルギーを取り巻く国際情勢をどう捉えていますか。

エネルギー情勢は厳しさを増している。地政学的にもしかりであり、脱炭素化のコストも増大している。電力需要も伸びそうだ。エネルギー企業として一つひとつの課題に向き合うことになるが、サステナビリティー(持続可能性)とアフォーダビリティー(適正な価格)とスタビリティー(安定供給)の3つを同時に達成しなければならないところに難しさがある。迷ったときにはミッションに立ち返るように努めている。

──JERAのミッションとはどういうものでしょうか。

ミッションの1つは、エネルギーにおける最先端のソリューションの提供だ。事業領域でいえば、①液化天然ガス(LNG)、②再エネ、③水素・アンモニアの3つだ。③の水素・アンモニアとは、火力発電の脱炭素化を意味する。

この3分野をうまく組み合わせながら、世界のエネルギー問題のトリレンマと呼ばれる課題の解決を目指している。これは非常に長い冒険のようなものだ。

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