3つ目に強調したいのが、フェイスブックの友達申請で「人間関係の距離感に対する、配慮の有無」がバレるということである。
3.「人間関係の距離感への、配慮の有無」がバレる
これはひとつ目の「礼儀の有無」の要素も絡んでくるが、二流の人は、対人関係において、その距離感を大いに間違っているものだ。たとえば、会ったこともない最初のメッセージで、いきなり「仕事上のコラボ」などを要請されるのも、それはそれは怖いものがある。
なかには、謎の投資案件を持ち掛けてきて、「ムーギーさんなら何とかしてくださるのではと思い……」などと、数億円単位の出資を持ち掛けてくる、怪しげな人もいた。
「職場の人の友達申請」は距離感を見誤っている
このような「知らない人からの二流のフェイスブック申請」は無視すればいいが、困るのは「よく知っている人からの、人間関係の距離感を見誤った、二流のフェイスブック友達申請」である。
なかでも、今働いている会社の上司や、仕事上のお客さんから友達申請が来るのは気づまりなものである。
職場ではプロフェッショナルな態度を保っていても、プライベートのSNSではいまだに、気の置けない友達との楽しいパーティの模様や、愛する恋人とのデートの模様、はたまた出張中にちょっぴりさぼって地元のご当地料理を楽しんでいる姿を、ついうっかりフェイスブックにアップしてしまうものではなかろうか。
こういうときに、「会社の上司や仕事仲間に見られている」と思うと、事情は変わってくる。
SNSにアップできる写真が、自分が資料を作成している姿や、「今の会社の上司には、本当にお世話になっている。感謝」「お客さんのために、今日も頑張るぞ!」などといった、それはそれは恥ずかしい恥ずかしい大本営発表に成り下がってしまうのだ。
フェイスブックの友達申請をするときは、「あなたにプライベートを公開することに相手がためらいを感じないか」「個人的な楽しみの空間を侵害する存在になっていないか」に配慮するのは、一流のビジネスパーソンとして当然であろう。
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