デキない男子が語る「ビジョン」が残念なワケ

デキる人は実体験に基づく「物語り」がうまい

ビジョンという意味の大きな言葉は、使い方によっては逆効果になる(写真:totallyPic/PIXTA)

こんにちは。はたらく女性のかていきょうし、タブタカヒロです。

「自分のビジョンを持とう!」という言葉をよく耳にします。ビジョンとは目指す未来像のことで、もともと企業戦略を立てる時に使うコンセプトです。最近はキャリアプランも同じようにビジョンから考えるアプローチが増えているようです。

キャリアプランの相談で、心掛けていること

この連載の過去記事はこちら

実は「はたらく女性のかていきょうし」で女性からいちばん多い相談はキャリアプラン。やりたいことやキャリアの方向性を見つけたいというご相談が全体の8割を占めますが、この時ボクがつねに心掛けていることがあります。

絶対に「ビジョン」という言葉を使わないことです。

日本でビジョンのように意味が大きくてふわっとした言葉を使うと、消化不良を起こして内容がうわすべりしがちです。以前、ある若手男性リーダーと年長の識者が対談するトークイベントで、こんなやりとりがありました。

若手:ビジョンを持つことはすごく大事です。ちなみに僕のビジョンは総理大臣になることです!
識者:総理大臣はビジョンではなく手段ですが、総理になって何をしたいですか?
若手:……(汗)。み、みんなが幸せになる社会にしたいですっ!
識者:……(絶句)。

 

若手リーダーさんの語るビジョンが「うわすべり」して、会場はざわついていました。ビジョンは消化不良のまま語ると必ず「うわすべる」危険なワードですが、上記の若手リーダーさんみたいに男子のデキる、デキないを見分ける便利なワードとも言えます。

今回はビジョンの語り方で男子のデキるデキないを見分ける方法を考えます。

次ページ「うわすべり」の具体例
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