“日本化”する、90年代生まれの中国男子

日本の「ゆとり社員」とそっくりな新人類

1990年代以降に生まれた中国人は、それ以前の中国人とはかなり違う傾向が見られる(写真:ロイター/アフロ)

 中国で、1980年代生まれの人を「80後(バーリンホウ)」、1990年代生まれの人を「90後(ジョウリンホウ)」と呼びます。中国政府の統計によると、昨年は680万人の学生が大学から卒業しました。留年や浪人していないと考えると、彼らは90後として初めて社会に出ることになります。たかが10年と思うかもしれませんが、経済状況が目まぐるしく変化する中国では、世代間の違いは非常に顕著です。

前回は「個人事業主」化する80後を紹介させていただきましたが、今回は90後の生態を紹介したいと思います。私は80後ですが、90後の若者が徐々に社会人になってくるにつれて、彼らがこれまでの世代とはまったく異なるマインドを持っていると痛感しています。

90年代生まれは金遣いがとても荒い

私のバックグラウンドを簡単に説明すると、中国で生まれ、中学校と高校1年までを中国で過ごし、小学校と高校2年からを日本で過ごして、社会人になってからはマッキンゼーの東京オフィスで働きました。その後、游仁堂に転じ、中国と日本を行き来しています。日本と中国を半々ぐらいで見ている私には、90後は、良くも悪くも日本化しているように見えます。満ち足りた時代に生まれ育ったので、ハングリーさが足りず、タフではない。要するに、草食化している。

まず、90後は非常に金遣いが荒く、今までのいかなる世代とも消費行動が異なります。4年生大学を出た新卒の給料は一般的に3000元(4万5000円、1元=15円換算)程度ですが、5000元弱(7万5000円弱)もするiPhone5を90後はかなりの割合で持っています。80後も確かに70後に比べて消費する傾向にありますが、それは可処分所得の増加によるものです。しかしながら、90後は自分の稼いだ額以上のおカネを使い、貯金はあまりしません。

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