“お嬢様学校”雙葉学園はひと味違う? 雙葉学園 和田紀代子校長に聞く

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女子中高一貫校の校風はどんなものなのだろうか。中高を男子校で過ごした記者は女子校についてほとんど知らない。だが、どうやら、女子御三家(桜蔭、女子学院、雙葉学園〈ふたばがくえん〉)とよばれる学校も男子の御三家(開成、麻布、武蔵)のように学校のカラーは大きく異なるようだ。
前回のインタビューで女子学院院長は女子御三家の校風を、「空き缶が落ちていたら……」という例え話で説明してくれた。その話しのとおり、個人的なイメージでは「雙葉」というと「お嬢様学校」のイメージが強い。今回は「空き缶が落ちていたらきちんと拾ってゴミ箱に捨てる」校風の雙葉学園、和田紀代子校長に話を聞いた。 

「雙葉の都市伝説」って、本当ですか?

――雙葉というと、お嬢様学校というイメージがあるのですが……。

確かに通っている生徒のご両親は、経済力のある方が多いのも事実です。

――卒業した知り合いのOGの友達に話を聞くと、お弁当箱を包む布がエルメスのスカーフだった、とか聞いたのですが……。都市伝説のようなことですかね?

細かいことはちょっとわかりかねますが、おそらく小学校の話ではないでしょうか。雙葉は小学校があるのですが、そちらに入学する生徒たちの両親は、かなり豊かな方が多いですね。ですが、中学校からは多くの生徒が入ってきますから、そういうことはないと思いますよ。

――やっぱり、都市伝説ではなかったんですね。どうして「お嬢様学校」というイメージがついたのでしょうか?

皇后さまが四谷雙葉のご出身というのが、ひとつの要素としてあるのかと思います。また、雅子さまも田園調布雙葉のご出身ということもあり、「雙葉=お嬢様」というイメージがついたのでしょう。

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