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“お嬢様学校”雙葉学園はひと味違う? 雙葉学園 和田紀代子校長に聞く

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ですが、世間一般の「お嬢様」とはひと味もふた味も違うと思います。雙葉の教育で掲げているのは「品性のある女性」です。品性と一言でいうのは簡単ですが、ただ「お上品」というわけではありません。勉強に部活に、ボランティアなどの課外活動にも一生懸命取り組みます。生徒たちには「愛を持って他者に接することができるような」生徒に育ってほしいのです。ですから、良妻賢母を育てるようなお嬢様学校という感じではなくて、エネルギッシュな生徒も非常に多いと思います。「奥ゆかしくてエネルギッシュな女性」が雙葉生らしさかもしれません。

魔法の言葉・「雙葉生としてふさわしいかしら?」

――校則も厳しいのでしょうか? 髪型とかスカートの丈とか細かい校則とかありそうですが。

みなさん、そう聞かれますが、「スカートの丈はひざ下何センチまで」とか「髪型は三つ編み以外認めない」とか、そんな細かい校則はありませんよ。もちろん、校門で生活指導の教員が目を光らせているということもありません。

ただ、少し身だしなみが乱れた生徒がいたら、「雙葉生としてふさわしいかしら」という問いかけをするだけです。たとえば、スカートをたくし上げ、ベルトを締めてミニスカートにしている生徒がいたとします。そういう生徒に「その制服の着こなし方は雙葉生としてふさわしいのかしら?」と聞くんです。雙葉生はそんな制服の着方はしませんから。“ふさわしい着方”に直してもらうわけです。

――「雙葉生としてふさわしいかしら?」……。魔法の言葉ですね。でも、生徒からしたらそれってどんな校則よりもやっかいですね(笑)。生徒はみんな従うのでしょうか?

茶髪にルーズソックスがはやったときは苦労しましたね。学校にいるときはきちんとした格好をしていても、下校時にわざわざ着替える生徒もいましたから。今はハイソックスに黒髪がブームですから、比較的口うるさく言うことはなくなりました。黒髪ブームには助けられています(笑)。

(学校案内から)

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【女の子を育てるうえでの難しさとは?】

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