新卒で金融業界に行くなら、外資系?日系?

【キャリア相談 Vol.8】

何かにつけ不確実性の高い現代。一生安泰の仕事も、未来永劫つぶれな い企業も存在しない。自分の仕事に明日があるのか――それをつねに考えておかないといけない時代だ。 この連載では、悩めるビジネスパーソンからのキャリア相談を募集。外資系金融、コンサル、ライブドア、企業再生コンサルなどを渡り歩き、数多くの業界やスタートアップに精通する塩野誠・経営共創基盤(IGPI)パートナーに、実践的なアドバイスをしてもらう。

 【Vol.7】 外資系金融と日系金融のどちらかで悩んでいます
 はじめまして。就職活動中の大学生です。
 外資系金融(バックオフィス)と日系の金融機関のどちらがファーストキャリアとして最適かで悩んでいます。
 自分なりに、「成長できるか」「自分の強みを活かせるか」「グローバルか」などの軸で考えていますが、今のところ大きな違いは見えていません(ちなみに、職種別採用のため、入社後やることはある程度明確で、どちらも同じような職種です)
 違いを感じたのは、日系だと新卒から入社しなければ昇進できないこと、外資系だとシビアである一方、見返りが比較的大きいことの2点ですが、依然、決め手を欠いています。
 最後は直感とよく言われますが、どちらも魅力的に映ります。塩野さんに新たな視点などをいただけると幸いです。よろしくお願いします。

私なら日系金融機関を選ぶ

こんにちは、ご質問ありがとうございます。今回は就職活動中の大学生の方からのご質問で、金融機関のバックオフィス業務に従事するに当たって、新卒で入るには外資系か日系のどちらを選択するべきかというご質問です。

今回は最初に答えを申し上げてから、整理してみましょう。私だったら新卒のときにバックオフィス業務でどちらか選べと言われたら日系金融機関に入ります。それは日系金融機関のほうが相対的に雇用の安定があり、新卒教育が丁寧だからです。と言いつつ、いただいた質問では、「成長できるか」「グローバルか」といったキーワードはあるようですが、「雇用の安定」といった言葉はないようです。質問者の方が学生だということもあり、イメージが湧きやすいように整理してみます。

金融機関にはざっくり分けてフロントオフィスとバックオフィスがあります。リスク管理を行っているミドルオフィスといったものもありますが、わかりやすくフロントとバックでお話します。

次ページフロントとバックの大きな違い
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