「オマエのつくる議事録はダメだ、その点○○さんのつくる議事録はすばらしい。見習え!」
まるで音楽に魂をかけるロック・ミュージシャンです。お前のサウンドはロックじゃない、アイツの音こそロックだ! みたいなセリフとそっくり。でも議事録は「質」はあまり重要ではありません。魂込めても意味ありません。議事録の評価は議事録そのものの質で決まらない3つの問題があるのです。
1. 好みの問題
議事録は、発言をもれなく書くべき派もいれば、決まったことだけ書くべき派もいる。書式も箇条書き派、文章派とさまざまで、個人差が大きい。こだわっても全員が納得する議事録はできません。こだわる労力の割に効果が限定されます。
議事録は人の主観で評価が左右される
2. 気分の問題
人の議事録が理解できるか、好きになれるかは、その時の気分や体調に左右されます。DFDNオトコがイライラしてた昨日はダメ出し。次の日気分が良いと同じ内容をスルーすることがよくあります。
3. 先入観の問題
「今日もお前の議事録ダメだな!」と叫んだら「これ作ったの、オレだけど?」との大先輩の一言に「エッ(汗)」と焦るDFDNオトコ……よくある光景です。心理学で「後光効果」と呼ばれる現象ですが、作った人に対する先入観(後光)が同じ資料でも評価を変えてしまいます。
議事録は人の主観で評価が左右されます。ミュージシャンのロック魂はかっこいいですが、DFDNオトコの議事録魂は効果が低くイケていない「“擬似ロック”魂」。不要なこだわりなんです。
デキないオトコとデキるひとは、議事録にこだわるポイントが違うようです。DFDN(デキるフリしたデキない)オトコは、なんでも完璧を目指す悪癖があります。DFDNオトコの議事録の特徴は、誤字脱字のない完璧な仕上がりだけど、時間がかかることです。議事録が翌日や2、3日後に配信されることも少なくありません。
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