ポケモンGOは「優しい世界」を実現できるか 日本中の公園がキレイになる可能性がある!

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実際に「トラブルのもと」と言われてしまっているポケモンGOならなおさら、フィールドとなっている地域に「恩返し」をしなければいけません。「ポケモンGOのおかげで街がキレイになった」「たくさんのポケモントレーナーに来てほしい」と地域の人が思うようにナイアンティックはトレーナーを教育しなければいけないはずです。

JRや大手私鉄、そして神社仏閣からも次々にポケストップを排除されている状況は、決してナイアンティックも任天堂も望んではいないでしょう。もっと、「世界を優しくする」努力を、現実社会では積極的に行う必要があります。

「世界をよい方向へ変える」ゲームへ

このような状況を芳しく思っていない、一部のトレーナーが自主的にゴミ拾いを行ったりをすでにしているのですから、ナイアンティックはその後押しをして「人生をより豊かに、そして世界をよい方向へ変える」ゲームにポケモンGOをするべきです。

リリース2週目の代々木公園側、ポケモンとミュウツーが黙々とゴミ拾いをしている

たとえば、モンスターボールがデザインされた赤・黄・青のオリジナルゴミ袋を販売し、そしてゴミ拾いを行ったことを写真と共にソーシャルメディアで報告すると、抽選で歩行距離10キロで孵化するタマゴが1個プレゼントされるなどのイベントをオンライン上でナイアンティックが行うだけで、日本中の河川や公園がキレイになることでしょう。

「世界をよい方向へ変える」最初のゲームに、ポケモンGOはなれるはずです。

……ということで、今回は<ポケモンGOは「優しい世界」を実現できるか>というタイトルにて、ナイアンティックと任天堂にお願いなどをしてみました。

そろそろ「ポケモンGONE」や「◯◯ポケモンGOやめるってよ! 」などのダジャレと共に、否ポケモン層や、本来ゲームをやる層じゃない人たちの離脱宣言が始まり、ポケモンGO的にはいい意味で落ち着いてくることだと思いますが、ビジネスパーソンの皆さまにおきましては、健康のためにも引き続きポケモンGOを楽しんでいただきたいと思います。

世永 玲生 GMOインターネット特命担当、ゲームデザイナー

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よなが れお / Reo Yonaga

ソニー・ミュージックエンタテインメント、セガ、キューエンターテインメントを経て2010年から現職。2009年に自身が企画した「Matrix Music Pad」がアップルの年間ベストアプリに選出されるなどの実績を持つ。英App Annieが選ぶ日本のTOP10デベロッパーに個人チームで唯一選出される。鈴木みそのマンガ「ナナのリテラシー」に登場する天才ITコンサルタント山田甚五郎のモデル。元ファミ通殿堂入りゲームデザイナーの視点からの各種分析記事には定評がある。※記事は筆者の個人的見解であり、所属組織を代表するものではありません

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