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論語にある3つの要素
私は、論語にある3つの要素を持っていれば、研究開発でも、マネジメントでも成功することができると考えています。
ひとつ目は、「恕」です。論語の本質は何ですかと問われたときに、孔子が「恕」と答えたというくらい、重要な言葉です。これは、相手の立場で物事を考えるということです。
「中庸」も大事です。自分の専門を追求しながら、経済、美術といった幅広い知識、能力を身につけるように努力することです。
そして、「温故知新」。すべての物事は人間がつくっているものです。人間の根源的なところは、進歩していません。古い時代のことをよく勉強することは、現代にも生きるんですね。
アップルのカリスマ経営者だったスティーブ・ジョブズは、この温故知新を実践した人でもありました。
意外に思われるかもしれませんが、実はジョブズがつくったもので新しいアイデアは少ないのです。


















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