ジョブズ2世、スマホで決済革命に挑む

わずか2センチの端末が決済を変える

スクエア創業者でCEOを務めるジャック・ドーシー。2006年には、エヴァン・ウィリアムズらとともにObvious社(現Twitter社)を創業した、米国を代表する若手起業家だ

マスコミは「未来のジョブズ」と呼ぶ

わずか2・5センチ四方の真白い端末が決済市場を大きく変えようとしている。

無料配布している白いカードリーダーをスマートフォンやタブレット端末に接続し、専用アプリを開くだけ。あっという間に決済端末に変身する。小規模店舗やピアノ教師など個人事業主を中心に導入が進み、サービス開始から3年弱で年間の決済額は100億ドルを超えた。仕掛けたスクエア社は米国のハイテク業界で「次のフェイスブック」と、いま最も熱い視線を集めている企業だ。

「米国人が持ち歩くキャッシュは減り続けており、代わりにカードを使う場面が増えている。しかし、米国の小売りで現在カードが使えるのは800万カ所で、中小の約2600万カ所はレジなどの導入費用が高いことからカードを受け付けていない。さらに、個人事業主の決済需要を考えるとスクエアのビジネス機会は非常に大きい」

そう語るのは、創業者のジャック・ドーシーだ。ツイッター共同創業者でもある同氏は米マスコミから「未来のジョブズ」の呼び声が高い。オフィスの中央に設置した背の高いテーブルで立ったまま仕事をするのが常という、「こだわり」もなんとなくそれらしい。

次ページきっかけは一本の電話
ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • 買わない生活
  • ボクらは「貧困強制社会」を生きている
  • 若者のための経済学
トレンドライブラリーAD
人気の動画
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
ネットで生卵がメチャメチャ売れる驚きの理由
ネットで生卵がメチャメチャ売れる驚きの理由
やる気を削がれる人と奮起する人の決定的な差
やる気を削がれる人と奮起する人の決定的な差
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
サプライズと配当成長株で勝つ<br>株の道場 成長先取り編

菅首相の退陣決定を受け、東証株価指数が31年ぶりの高値へ急騰。日経平均株価も3万円を超えました。本特集では9月17日発売の『会社四季報』秋号を先取りし、上方修正期待の大きいサプライズ銘柄を抽出。株価上昇を享受する方法を会得しましょう。

東洋経済education×ICT