松田悠介とは。学生時代のいじめと松野先生
加藤 エルテス 聡志(以下、加藤):松田さんはどのようなお子さんだったんですか。
松田 悠介(以下、松田):勉強も運動もイマイチでした。勉強は学年でも最下位。体が小さくて足も遅かったため、バスケットボールなんかをやってもパスを回してもらえない。それに加えて色弱なので美術のデッサンなんかも苦手。そんな子どもでした。
加藤:いろいろとご苦労があったようですね。
松田:きわめつけに中学校2年生のときにいじめを受け始めました。体が小さかった私は休み時間のたびに柔道技をかけられていて、しんどかったです。ただ幸運なことに、私の人生を変えるような出会いをすることができました。松野先生という体育教師で、真摯に私と向き合って面倒を見ていただきました。
加藤:松野先生はどのようなことをしてくださったんですか。
松田:私のことを信じて向き合ってくれ、半歩先を照らしてもらいました。具体的には、強くなるためのトレーニング方法や体を大きくするために摂取すべき栄養素などを図書館に行って一緒に調べたり、毎朝6時半から一緒にトレーニングに付き添ってくれたりしました。
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