結婚・出産で大きく変化する女子の人生は、右にも左にも選択肢だらけ。20代はもちろん、30代になっても迷いは増すばかり。いったいどの道を選べば幸せに近づけるのか? 元リクルート“最強の母”堂薗稚子さんがお答えします。
※お悩み相談はこちらのアドレス(onnaーsodan@toyokeizai.co.jp)まで
【ご相談】
小4になる娘がいるワーキングマザーです。私の住む地域では学童保育は小3までなので、この4月から、放課後は習い事や塾、お友達との遊びなどで過ごすようになりました。小さいころに比べて随分たくましくなってきたし、なんとかなるかなと思っていたところ、「友達を仲間はずれにした」「学校の帰り道に買い食いしていた」などの理由で何度か学校に呼び出され……。知らなかった子どもの顔を知りショックを受けている中、担任の先生には「精神的に不安定な一面があるので、もっと家庭でコミュニケーションをとってほしい」とまで言われました。
うちの会社では小4だと時短から外れるので、フルタイムでの仕事に復帰し、私も心身ともにクタクタです。職場では「育児はひと段落」といった目で見られますが、これまでで一番、両立生活が難しいと感じています。娘にしわ寄せがいっている、子どもを犠牲にしてまで仕事をする必要があるのか、と思うと、罪悪感でいっぱいです。小4の壁にぶつかっている私にぜひ、前向きになれるアドバイスいただけるとありがたいです。
物理的なお世話だけではなくなる
育児と一口に言っても、物理的なお世話をする段階から、精神的にも向かい合っていく段階に入ると、大きく変化してきますよね。小4の壁ってそういうことでもあるのだと思います。あなたの置かれている状況も、気持ちも、痛いくらい理解できます。
私にも中1になる娘がいますが、やはり小4くらいから、時間のやりくりといったテーマだけではなく、娘の人格と向き合っていく中での悩みや心配事が増えていった記憶があります。特に女子は、仲良しグループでの行動が増えてきて人間関係がシンプルではなくなったり、お洒落に目覚め始めて気になる格好をしたりする時期でもあって、親が知らない子どもの一面を発見することも増えますよね。
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