結婚・出産で大きく変化する女子の人生は、右にも左にも選択肢だらけ。20代はもちろん、30代になっても迷いは増すばかり。いったいどの道を選べば幸せに近づけるのか? 元リクルート“最強の母”堂薗稚子さんがお答えします。
※お悩み相談はこちらのアドレス(onnaーsodan@toyokeizai.co.jp)まで
【ご相談】
29歳、入社8年目です。新卒社員の後輩女性の教育担当になりました。世代の違いもあるのだろうと思いますが、なかなかわかりあえず、どう接していいかわかりません。彼女は「プライベートも充実させたい」と言い、それには私も共感しますが、自分の仕事が終わっていなくても、「予定があるので」と言って帰ってしまいます。朝も早く来るわけでもなく、納期に遅れても平気な顔をしています。
いちばん最初の挨拶の時に「何でも聞いてね」とは言いましたが、伝票の保管場所からPCのキー操作まで本当になんでも聞いてきて、さらには同じ質問を何度もします。仕事をなめているんじゃないかと上司に相談したら、「強く言って辞められたら困るし、ハラスメントと言われたらおしまいだよ」と言われました。彼女にどう接すればいいでしょうか。後輩の顔色をうかがって、言いたいことも言えず、何が教育担当だと虚しくてたまりません。
どの時代にもある永遠のテーマ
これまた、あるある、ですね。数年前には「扱いの難しい」新人だった人が、「新人とどう接すればいいのか」と相談してくるのも、本当によくあることです。それくらい「今どきの若者の気持ちはわからん」「扱いに困る」というのは、どの時代にもある永遠のテーマのひとつなのでしょう。
あなたの気持ちにはとても共感します。でも、ひとつ気になるのは、後輩育成の苦労を「世代の違い」という言葉を持ち出して語ってしまっていること。
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