また、あなたのご相談文には、ご主人のことがまったく出てこないので、もしかしたら、育児のほとんどをあなたが担い、「もっと一緒に向かい合って欲しいのに!」というご主人への不満も抱えているかもしれません。
周囲にもっとこの状況を理解してもらい、支援してもらえるようにすることはとても大切なことです。放課後や長期休みの居場所をがしがし確保していくことも大事です。でも。実はそれらはなんとでもなる。きっと、いちばん大切なことは、「人格」や「個性」を強く持ち始めたお子さんとの相互理解なのだと思います。
「小4の壁」は初めて親子で超える壁
偉そうなことはまったく言えないのだけれど、「小4の壁」は初めて親子で超える壁だと考えてみたらどうでしょう。働き続けるあなたそのもの、あなたの価値観や喜怒哀楽や野望や、そういったことをお子さんに理解してもらうこと、それをどんな風に感じているのか理解したいと思うことがとても重要なのではないかと思うのです。
きっと周囲がなんと言おうが、そんなあなたを誇らしく思い、誰よりも応援してくれるのではないでしょうか。お子さんは、自分のことで心配させていることにも気づいているはずです。お子さんが本当はどう過ごしたいのか、何がいちばんの困りごとか、どんな約束事を持つべきか、対話しながら、一緒に乗り越える壁にしていくことが大事なのかもしれません。
親も子も、お互い不完全な人間同士。急に野に放り出される感のある小4の壁。前向きになれるかどうかは別にして、もう「親子、二人三脚でやるしかないじゃん、やってみようぜ」と子ども本人に言うしかないのかも、と私は思うのです。そして、一緒に転んだら、また一緒に立ち上がるしかないんじゃないかと。お互いにすごく成長できる機会になるはず、と思います。応援しています!
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