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キャリア・教育 #企業再生のリアリズム――地域の現場から

企業再生には「ジタバタ感」が大切 ネガティブ思考のすすめ

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  • 中里 基 企業再生ファンド勤務 ターンアラウンドマネージャー
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企業再生はエキセントリックな人にはできない

要するに絶対安全なバスは走らないバスでしかありません。バスを走らせることを前提に、どうすればその危険を最小化できるか、その安全を最大化できるかを考える。それこそがジタバタすることの本質ではないでしょうか。

またジタバタすることの裏側にある態度は、何事にも真剣で真面目であるということだと思います。

成果を上げようと意識すると、人によっては派手なものや当たり前でない施策に大きく張ることから手をつけたくなりますが、企業再生においてこれはタブーです。まずは止血する。多くの場合施策の順番はより確実性が高い順で、そういう内容は見た目つまらなく地味で当たり前のことが多いです。当たり前のことをやるということは、裏を返せば当たり前でないことはやらないということです。

そして何より企業再生はエキセントリックな人にはできません。コンプライアンス意識が相当あり(「普通に」ではなく「相当に」)、当たり前の施策を飽きもせず順番に粘り強く打ち、そのプロセスの中で、施策が合っているか否かに逡巡しながらも、真剣に真面目にジタバタし続けることが大事だと思います。

私は、自分の能力についてとても悲観的にとらえていますが、何事にも真面目で真剣であること、そしていつも最後までジタバタするという性格だけは、自信があるというかはっきりとわかっています。

だとすると、自分は意外と今の仕事に向いているのではなかろうかと、今回の原稿を通じて少し楽観的になれそうで、でもそんな調子に乗っていてはいけないと自分を戒めているところはやはり悲観的だなあとも思います。

※ 本文は筆者の個人的見解であり、所属する組織・団体を代表するものではありません。

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