「復活祭」の真実をどれだけ知っていますか

思わず人に話したくなる薀蓄100章

41. その後イエスの受難と復活からなる「過越の聖なる3日間」はカトリックにおいて全典礼の頂点とされている

42. なかでもメインとなるのが「復活徹夜祭」で夜から明け方にかけて行うことが定められている

43. 復活を祝うために飾り付けられたゆで卵=「イースターエッグ」も配られ、教皇のメッセージも発表される

44. 同じ西方教会にあっても、聖公会、ルーテル教会は「復活祭前日」までを四旬節としている

45. 聖公会では復活祭当日を迎えると「聖餐式」が行われイースターエッグが配られるが、プロテスタントは多様

46. 復活祭から始まる期間を、正教会では「復活祭期」、カトリック教会等では「復活節」と呼び7週間続く

47. 大斎および四旬節の期間中には肉、乳製品、卵、魚肉(東方教会のみ)が禁じられるが、復活祭当日に解禁

48. そのためこれらの動物性食品を使用した復活祭独特の料理やお菓子、ケーキ、パンなどが食卓に並ぶ

49. 復活祭の料理は国や地方によって異なるが、イタリアではメイン料理として「子羊」が好まれる

50. また「コロンバ・パスクァーレ(復活祭のハト)」と呼ばれるハトを模った菓子パンも有名

デザートは「マズレク」や「バブカ」

復活祭独特の料理やお菓子(写真:Anna Pustynnikova / PIXTA)

51. パン生地に卵を殻ごと入れて焼いた「クッドゥーラ」や「プッドリーケ」というパンを作る地域もある

52. シチリア島では砂糖とアーモンドを練り合わせたマジパンで作られた子羊型の菓子「ペコレッラ」を食す

53. スウェーデンでは子羊やサケ料理などをメインに、ニシンの酢漬けやアンチョビなどと共にゆで卵を食べる

54. アイスランドでは子羊肉やマトンの燻製、さらに米や大麦を使ったミルクプディングを食べる習慣がある

55. ポーランドの復活祭の正餐は子豚のロースト、ゆで卵、ハム、ソーセージ、おろした西洋わさびなどが主流

56. デザートには「マズレク」と呼ばれる長方形のケーキや「バブカ」というクグロフに似たケーキが多い

57. かつてフランス人が入植した北米南部のアカディア地方では、朝食にゆで卵、昼食に卵、ハム、ゆで豚

58. 夕食にはオムレツか、メープルシロップやメープルシュガーをつけたパンケーキを食べる習慣がある

59. ドイツでは「オスターフラーデン」という円形のパンや「オスターハーゼ」というウサギ型のパンを食べる

60. しかしスイスのドイツ語圏の「オスターフラーデン」はパンではなくアーモンドとレーズンのタルトである

次ページ欠かせないのが「卵」の存在
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