「祝日」の知ればきっとタメになる蘊蓄100章 シルバーウイークはなぜ生まれたのか

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今年の連休はプラチナウィークだった(写真:icatnews / PIXTA)
モノ情報誌のパイオニア『モノ・マガジン』(ワールドフォトプレス社)と東洋経済オンラインのコラボ企画。ちょいと一杯に役立つアレコレソレ。「蘊蓄の箪笥」をお届けしよう。
蘊蓄の箪笥とはひとつのモノとコトのストーリーを100個の引き出しに斬った知識の宝庫。モノ・マガジンで長年続く人気連載だ。今回のテーマは「祝日」。あっという間に身につく、これぞ究極の知的な暇つぶし。引き出しを覗いたキミはすっかり教養人だ。

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「祝日」はなぜあるの?

1. 日本の祝日は「国民の祝日に関する法律」(祝日法)で定められている

2. 第一条で「自由と平和を求めてやまない日本国民は、美しい風習を育てつつよりよき社会、より豊かな社会を築きあげるために、ここに国民こぞって祝い、感謝し、又は記念する日を定め、これを国民の祝日とする」と定義している

3. 「国民の祝日に関する法律」が初めて制定されたのは、昭和23年(1948年)

4. はじめ祝日は年間に9日だった

5. 現在定められている国民の祝日は、1年間に15日

6. 祝日法第二条で、祝日の名称や月日、意義などをそれぞれ以下のように定めている

7. 「元日」1月1日。「年のはじめを祝う」

8. 「成人の日」1月の第2月曜日。「おとなになったことを自覚し、みずから生き抜こうとする青年を祝いはげます」

9. 「建国記念の日」政令で定める日(2月11日)。「建国をしのび、国を愛する心を養う」 

10. 「春分の日」は春分日(年により日付が変化する。例年3月21日頃)。「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日 

11. 「昭和の日」4月29日。「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」 

12. 「憲法記念日」5月3日。「日本国憲法の施行を記念し、国の成長を期する」

13. 「みどりの日」5月4日。「自然に親しむとともにその恩恵に感謝し豊かな心をはぐくむ」

14. 「こどもの日」5月5日。「こどもの人格を重んじ、こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する」

『モノ・マガジン』10月2日号(9月16日発売)。特集は「35歳、クルマ好きでゴメン!」「秋だから朝ラン始めよう!」「~カンタン大切なことだけ~ロードバイク入門」などです。上の画像をクリックするとアマゾンのサイトにジャンプします

15. 「海の日」7月の第3月曜日。「海の恩恵に感謝するとともに、海洋国家日本の繁栄を願う」

16. 「敬老の日」9月の第3月曜日。「多年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、長寿を祝う」

17. 「秋分の日」秋分日(年により日付が変化。毎年9月23日頃)。「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」

18. 「体育の日」10月の第2月曜日。「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」

19. 「文化の日」11月3日。「自由と平和を愛し、文化をすすめる」

20. 「勤労感謝の日」11月23日。「勤労をたっとび、生産を祝い、国民たがいに感謝しあう」

次ページかつては「祝日」と「祭日」区別されていた
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