21. 「天皇誕生日」12月23日。「天皇の誕生日を祝う」
22. かつて明治憲法下では「祝日」と「(大)祭日」があり、「祭日」とは皇室で重要な儀式や祭祀が行なわれる日を指した
23. 昭和22年に皇室祭祀令が廃止され、祝日法が施行され、「祭日」「祝祭日」という表記は法律上なくなった
「建国記念の日」は復活した祝日
24. 年間に12日あった祝日祭日のうち、現在も同じ日付が祝日となっているのは「四方拝」「紀元節」「春季皇霊祭」「天長節」「秋季皇霊祭」「明治節」「新嘗祭(にいなめさい)」
25. 「四方拝」は現在の元日。「天皇が早朝に、天地四方を拝する」日だった
26. 「紀元節」の2月11日は、日本書紀が伝える初代天皇、神武天皇即位日に由来する。戦後GHQの意向で祝日から削除されたが、1966年に「建国記念の日」として復活
27. 「春分の日」は、大祭日「春季皇霊祭」が移行したもの
28. 「春季皇霊祭」は、皇室で春分日に歴代天皇・皇后・皇族など皇祖の神霊を祀る儀式だった
29. 「秋季皇霊祭」は現在の「秋分の日」
30. 「天長節」は「天皇誕生日」。昭和天皇は4月29日。明治天皇の時代は11月3日、大正天皇の時代は8月31日
31. 昭和の日は、「天皇誕生日」(1948~1988)→「みどりの日」(1989~2006)→「昭和の日」(2007~)と名称が変遷
32. 「明治節」は11月3日。明治時代に「天長節」だった日。現在の「文化の日」にあたる
33. 「勤労感謝の日」11月23日は、もともとは「新嘗祭」だった日。天皇が新穀を天神地祇に供え、自らもそれを食する祭儀
34. 「四方拝」「紀元節」「天長節」「明治節」を総称して「四大節」と呼ばれた
35. かつての祝祭日で、廃止されたのは「元始祭」、「新年宴会」「神武天皇祭」「神嘗祭」「大正天皇祭」
36. 「新年宴会」は奈良時代から続く宮中行事に由来する祝祭日だった。祝日ではなくなった現在、元日に宮中で行なわれる「新年祝賀の儀」として受け継がれている
37. 祝日は、国旗を掲げる風習から「旗日」とも呼ばれる
38. 国民の祝日と日曜日が重なった場合、その直後で最も早い「国民の祝日ではない日」が振替休日となる
39. 祝日と祝日に挟まれた平日は休日(国民の休日)となる
40. 「振替休日」と「国民の休日」は「祝日法に規定する休日」だが「国民の祝日」ではない
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